【転職の魔王様】2 早見あかりさん熱演32歳派遣:正社員幸せ宣言

TVドラマ(月10)「転職の魔王様」第2話では、キャリアアドバイザー見習いの未谷千晴(小芝風花さん)が転職の魔王様・来栖嵐(成田凌さん)からいきなり担当を任されます。急遽デビューすることになった未谷のあわてぶりが見ものです。

今回のゲストは宇佐美由夏(うさみ・ゆか/早見あかり)さん。32歳。大学を卒業して10年間、派遣社員として働いてきました。どのような転職活動になるでしょうか?

「あなたの本当の幸せはなんですか?」。それが第2話のタイトルです。宇佐美さんが「私の本当の幸せは〇〇です」と宣言できるといいですね。

宇佐美さんのケースでは、女性の人生設計と転職という悩ましいテーマについて考えるきっかけを与えてくれます。失恋・転職というシリアスなテーマですが、早見あかりさんのコメディエンヌとしての演技が救いです。シリアスになりすぎずコミカルな演技で深刻な状況を笑いに転換してくれました。

●転職を考え始めるきっかけは何であってもいい。

●その転職は、自分自身の幸せにつながるか?

●自分のセールスポイントは自分で気づかないこともある。

それではみていきましょう。

転職の理由はさまざまですが、一言でいえば「幸せになるための転職」をするべきです。収入UPを実現しても、激務で私生活を犠牲にしてしまう転職ならば、幸せから遠ざかってしまいます。転職で何を手に入れたいのか?それを見極めるためには転職動機を明確にしていくことが大切です。今回のゲスト、宇佐美さんの場合はどうでしょうか?転職理由は明確になっているでしょうか?

私もキャリアカウンセラーとして女性の転職相談をたくさんしてきました。結婚、出産、復職(社会復帰)と、本当に女性の人生には沢山課題があり、難しいことを実感します。

ここでは、32歳で転職と結婚にゆれる宇佐美由夏さんの経験を一緒にみていきましょう。

「人生において幸せとは何か?」という永遠の命題について何らかのヒントが得られるようにと思います。今回の転職の魔王様、来栖嵐は、キラッといいことをキャリアアドバイザーとして助言しています。

大学を卒業して10年間、派遣社員として働いてきた宇佐美由夏さん。アカツキ文具という文具メーカーに派遣されて2年。営業事務をしてきました。そろそろ契約終了になるタイミングです。転職を考えるきっかけは同じ派遣社員仲間の転職活動でした。正社員を目指す同僚に、結婚も視野にいれている宇佐美さんは動揺します。

私生活(例えば結婚)と働き方については特に女性にとっては人生設計上悩むテーマです。

しかし結論からいえば、どのような時であろうとも、一番幸せな転職というのは、本当の幸せを人生にもたらしてくれるものでなくてはなりません。本当の幸せを目指すのが今ならば、転職についてトライすべきだといえるでしょう。

なぜならば、自分にとって幸せな仕事とは何か?それを問いかけるその先に、幸せな転職があると思えるからです。

宇佐美さんは、結婚を考えている時でした。その恋人との食事は、宇佐美さんの愚痴から始まりました。そこで予期せぬことに、彼から急に別れを切り出されます。「別れてほしい」。そのイタリアンレストランはALLEGRO(アレグロ)。 イタリア語で「速く」という速度記号です。はやく別れたいってことなのかもしれません。

1年半つきあった男はこう続けます。「俺さ、フリーランスのデザイナーだろ、(結婚する)相手も非正規雇用だと不安だな、と思っちゃって。そのへん、妥協したくないっていうか・・・」

まったく論外というしかありません。

後に、宇佐美さんは、彼が二股をかけていたことを来栖から知らされます。

恋人の本質を知って、事態は動きました。

二股男に平手打ちをかませ、啖呵をきる宇佐美さんは、かっこいいですね!

これで、本当にひどい男ときっぱり別れることができました。

ドラマが充分盛り上がったところで、彼女はやっと自分自身の転職に向き合うことができました。今までの事務職経験を活かせる「寺田ソフト」の内定をあえて辞退する決断をします。

そして本当の幸せにつながる自分のやりたい仕事を目指して、転職活動することを来栖と未谷に向けて宣言します。

ここで来栖が、何も誇るところがないと自分で思っていた宇佐美さんのアピール・ポイントについて語るところは見どころです。転職の魔王様、来栖の見せ場です。

❶派遣社員10年の中で培ってきた職場適応能力。

❷おもいやりと優しさ。

❸商品開発につながる熱量は子供の頃から。

宇佐美さんは言います。「妥協しないでやりたいと思える仕事ができる会社に行きたいです。お給料ももっともらえる会社がいいです」。「自分にとって一番幸せな転職がしたいです」。

そうです。一番幸せな転職というのは、本当の幸せを人生にもたらしてくれるものです。

ベンチャー企業の正社員求人で通販グッズの企画職を、用意周到な来栖は準備していました。宇佐美さんの熱量があれば未経験でも売り込めると来栖は踏んで、彼女に薦めました。

「私、やりたいです。やってみます」。

そこに彼女の“ときめき"を感じました。新しい仕事で人生を充実させたい気持ちが伝わってきました。人生の幸せは、こんな”ときめき"に彩られるものなのかもしれません。

宇佐美さんが言っていた「ほどほどの、人並みの幸せ・・・。月並みな幸せ」って、どんなものなのでしょう?それは幸せに似た何かなのでしょうか?

あるいは幸せとは別物かもしれません。そんなことを考えます。

さて、結論です。転職の魔王様:第2話から転職についての学びを簡単に整理しますと3点あります。

❶転職動機を自分で深く掘り下げていけなくてもOK!まずは行動してみる。

❷転職活動を始めて、現実に直面することによって転職動機は磨かれていく。

❸自分の幸せを追及する。それを軸に転職活動する。

さて、次の第3話は「とりあえず3年はもはや死語です」というタイトルです。

とりあえず3年・・・。石の上にも3年といいますが、どのような転職のドラマをみせてくれるでしょうか?

第3話:【転職の魔王様】渡邊圭祐さん25歳食品会社営業マン:上司決別宣言

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この記事を書いた人

大前 毅のアバター 大前 毅 国家資格キャリアコンサルタント
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