失業したらまずこれを:再起を図るための7つの習慣。試してみては

失業するならば、自分にとって意味のある経験にしたいものです。

Blessing in disguise”という英語表現を知っていますか?

村上春樹さんの長編小説『騎士団長殺し』の中で出会った言葉です。引用しますね。

偽装した祝福。かたちを変えた祝福。一見不幸そうに見えて実は喜ばしいもの」(同書第1部 顕れるイデア編:引用p142)

Blessing in disguise(偽装した祝福)という視点で「失業」をとらえてみましょう。

新しい仕事(それが天職になるかもしれません)を掴んで、新しい人間関係と高い報酬に恵まれた環境を手に入れたなら・・・。その失業はBlessing in disguise(偽装した祝福)ですね。

失業は「転機」の経験としても捉えられますが、苦い経験ではあったけれど、その「失業」のおかげで今の私がいる。そういいたいものです。

苦い経験の中で自分を守るもの。それが良い習慣です。良い習慣は、安定したフレームに自分の生活を収めることです。その定められた生活を繰り返すことによって、心身を守ります。

ここでは「再起を図るための7つの習慣」と銘打って、習慣化することによる行動化ということについて考えていきましょう。

再起を図るための7つの習慣

朝起きる時間を決めて守る。:日常的な生活のリズムをつくり、それを守る。

一週間の時間割を決め守る。:生活のリズムを整える。

サバイバルノートをつくる。:形のみえない内面を外に表出する。

定期的に友人・家族と話す。:孤立しない自分のセーフティネットをつくる。

自然にふれる機会を設ける。:自然の美しさで自分を守る。

計画をたて粛々と活動する。:活動を粛々と行う。

時には自分の聖域に向かう。:自分を外界から守れる聖域で心身を癒す。

ひとつひとつ、簡単にみていきます。

習慣:❶朝起きる時間を決めて守る。:日常的な生活のリズムをつくり、それを守る。

失業して自由になると夜更かしして翌日お昼ごろまで寝てしまう方が少なくありません。昼夜逆転までいく方もいます。朝日を15分浴びることが心身の健康にいいということは広く知られています。毎朝決まった時間に起きるように習慣づけましょう。これが最低ラインの生活規範となります。

習慣:❷一週間の時間割を決め守る。:生活のリズムを整える。

一週間の生活規範を整えます。子供のころから一週間の時間割はありました。それが失業するとなくなってしまう人がほとんどです。一週間を時間割にした方が生活はかなり楽です。例えば土日はお休み。平日の午前中は求職活動。午後は図書館。そんな時間割です。毎日が日曜日ではいけません。

習慣:❸サバイバルノートをつくる。:形のみえない内面を外に表出する。

キャンパスノートでもオンライン上のOneNoteでもEverNoteでも構いません。要は日誌です。その日誌には何でも書けます。もやもや内面に動く意識や感情も記していいものです。表現することによって逆に忘れることもできるし、読み返して自分を知ることもできます。

習慣:❹定期的に友人・家族と話す。:孤立しない自分のセーフティネットをつくる。

会社にいた頃は挨拶から始まって、たわいもない雑談をする日常がありました。失業すると一日中誰とも話していないことに気づいたりします。おしゃべりは生命線です。LINEなどのSNSだけではなく定期的に電話でおしゃべりしましょう。孤立しない工夫が大切です。

習慣:❺自然にふれる機会を設ける。:自然の美しさで自分を守る。

都会で自然を感じるところはどこか知っていますか?答えは、空です。ほとんどの人が俯いて歩いている通りで、空を見上げてみてください。雄大な自然のドラマが動いています。近所の公園を散策したり週末に海や山を訪ねることもいいですね。私は疲れた時には花屋さんに入ります。季節の花々の美しさに疲れた心が潤ってきますよ。

習慣:❻計画をたて粛々と活動する。:活動を粛々と行う。

“粛々と行う”のが肝です。たんたんと活動する。雨の日も風の日も晴れの日も曇りの日も。修行と同じです。自分が求職活動を粛々としてきたことが身を守ります。どんなに小さなことでもかまいません。毎日日誌を書くのでもいいのです。やがてそれは世界を動かします。

習慣:❼時には自分の聖域に向かう。:自分を外界から守れる聖域で心身を癒す。

自分の聖域は、スタバのお気に入りの席かもしれません。お気に入りの図書館かもしれません。近くの銭湯かもしれません。電車に乗って車窓を眺めることかもしれません。ひとりの時間。聖域は自分を守る処です。そこで今一度リフレッシュして、そこから現実世界に戻りましょう。

再起を図るための7つの習慣」、いかがでしたか?

自分が工夫できる習慣は、他にも沢山あるはずです。そんな習慣を身につけて失業期間を過ごします。寄せては返す波のように、良き習慣は日々あなたを磨いてくれるはずです。揺らぐ生活を、良い習慣を繰り返すことによって安定化させていきます。

考えてみれば、失業は、会社という場を失い収入の道を失った“だけ”です。職は再び手に入れることが充分できます。

人生を生きる」という仕事を放棄しないように。

生きるという仕事」に没頭して、栄冠をつかみましょう。きっとみんなが応援しています!

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この記事を書いた人

大前 毅のアバター 大前 毅 国家資格キャリアコンサルタント
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