プロサッカー選手 本田圭佑さん どう夢を育み実現していったか?

起業のプロセスにおいては、苦しい思いを味わうことは少なくないと思います。

とんとん拍子にことが運び、お客さんもついて、あまり苦労もせずに事業は成長軌道に乗りました・・・。そういうこともあるのかもしれません。しかしながら私の周りで、創業塾やビジネススクールで共に学んだ仲間たちは、ほとんどが困難の中でいろいろな試行錯誤を繰り広げています。起業には夢がつきものですが、その夢を守り続けることを、私たちは学ばなくてはなりません。

夢が実現する前に、夢は潰えてしまうことの方がうんと多いでしょう。夢をもつのはある意味で簡単かもしれません。しかし夢を守り続け、夢が実現するまでの日々を送っていける人は少ないかもしれません。

サッカー選手として世界の頂点に立った本田圭佑さん。

彼のCMを、先日ある起業家から教えてもらいました。

辛い時、苦しい時に、何度もこのCMをみたそうです。時には涙することもあったそうです。

CMをつくった本田技研のブランド・ロゴは「パワー・オブ・ドリームス」です。

The Power of Dreams

「夢の力」は、どのようにして育まれるのでしょうか?

サッカーで世界の頂点に立った本田圭佑さんは、自分の夢をどう実現していったのでしょうか?

CMは、たんたんとしたナレーションでつづられます。

『がんばっていれば いつか報われる

持ち続ければ 夢は叶う

そんなのは 幻想だ

たいてい 努力は報われない

たいてい 正義は勝てやしない

たいてい 夢は叶わない

そんなこと 現実の世の中では よくあることだ

けれど

それがどうした

スタートは そこからだ

新しいことをやれば 必ずしくじる

腹が立つ

だから 寝る時間 食う時間を惜しんで

何度でも やる

さあ 昨日までの自分を超えろ

昨日までの 本田を超えろ』

負けるもんか」(テロップ)

(採録おわり)

このCMをみて、もしもあなたが「負けるもんか」と思うなら、うれしいです。

私もまたそうです。

たいてい夢は叶わない。そんなこと現実の世の中ではよくあることだ。

けれど それがどうした

何度でもやる。夢が叶うまで。

そんな本田圭佑さんが世界の頂点でプレイしているシーンをもう一度観たいと思いました。

世界の頂点に立つということを、本田圭佑さんはやってのけました。

彼は自分の夢を実現しているのです。

最後に、本田圭佑さんが特別ゲストとして呼ばれた近畿大学卒業式でのスピーチをつけておきましょう。

本田圭佑氏

(採録)

皆さんこんにちは。あの僕は大学出てないんですけど、この近畿大学の卒業式に呼んでいただけて、過去に結構面白い人がここに来て話して、僕も何か皆さんのあの・・・。あすいません僕ねいつもこうやって歩きながら話すんですよ。どこでも、カンボジアの代表とか指揮してる時とかも、こうずーっと話しながら散歩しながらこうやって話して、あんま気にせず聞いてほしいんですけど、えーと。先に卒業おめでとうございます。あの今日何話すか一切考えずに行きました。そのスタイルがすごく好きで、まあ暗記が得意じゃないとか、あんまり人が何か読んでるのを見てあんまり好きじゃないとかっていうのがあって、一切用意せずに不安も感じながら、まあなるようになるやろうと思いながらここに来てます。

今日皆さんにお話ししたい方向性はあるんで、それについてちょっと話したいなと思ってます。先にちょっと質問したいんですけど、もう将来の夢が決まってるっていう方手上げてもらっていいですか?正直に。ない人はあげないでください。めっちゃ少ない。10%とかかもしれないですね。もしかしたらじゃあその10%の人そのままもうやることを明確であんま不安はないっていう人今10%の中でさらに上げてもらっていいですか?一部いる。多分その人は今僕の話聞かずに寝てもらっても大丈夫です。自信満々だと思いますそのままもう我が道を進んでください。

多分僕もそうだったんですけど、夢はありました。で夢ない人もたくさんいますよね。夢はありました、ずっと僕も。でもまあ本当に叶うのかなとかやっぱ不安はやっぱありますよね。日々挫折するんで、思ったよりやっぱ物事進まないですし。そういう目標はない。夢がない。不安を感じてるっていう学生の皆さんに、まあ少し僕なりの経験してきたことをちょっとお話できればなと思っています。

最初に伝えたいことは、欲望を解放しろ限界を決めるなということです。欲望を解放しろと言うと、ちょっと教育をちゃんと受けてない人とかにこういう言葉を言うとものすごく危ないので誤解がないようにお願いしたいんですけど、

皆さんはすごいもう道徳感がすごくあって、ここまで来られて、何がリスクでどういう空気を読まないといけないのか、もう僕が見てきた世界の中でもトップクラスにみんなさんはもう20前半でそれを理解してます。一方でその賢さが知識が常識がかなり夢を持つことの足枷になってると思います。実際聞いたら10%ぐらいしか多分いなかったとまあ多くて20%。子供の頃はこれなりたいとかあったはずなんですよ。小さい時はサッカー習い始めた時、なんか勉強やり始めた時なんかいろんなことやり始めた時、多分最初はそれなりにやりたいことあったはずだと思うんですよ。芸能人になりたい女優になりたい歌手になりたいね、将来アメリカ行ってハリウッドスターになりたい、いろんなことで学者になりたいいろんなことあったと思うんですけど、徐々に欲望を押さえつけてるように、皆さん若い人を見てると感じます。

そうしないと多分変なやつだと思われたり、また言ってらと前言ったことできんかったくせにまた言ってるって言われるのが嫌になってきて怖くなってきて、人間関係が壊れるのも怖いから、だんだん知らん間にねその欲望を押さえつけてます。つけてるように見えます。僕からのまず一つ目のアドバイスになればいいなと思ってるのは、限界を決めずに欲望を解放しろと。自分の心に、自分がどうなりたいのかをしっかり聞いて耳を傾けて、周りの言う人邪魔をしてくる人に耳を傾けずに対話してみてください。そうするとたぶん第1ステップとして自分の目標とか夢とかこうなりたいっていうことがまあ見えてくるんじゃないかなと思います。

そこまで行けばあとはどう叶えるかじゃないですか。でまたこれがものすごく大変。でだからこそなんか皆がさんが夢を持った時に夢を叶えられるためにこの大学も4年間勉強してスキルを磨いて知識をつけていってると。この夢を叶える話、必要なことを僕が一番大事にしていること、一番大事にしてることをお伝えします。ものすごく簡単なことですでも意外にやらないことです。

環境にこだわれということです。環境にこだわれというのはですね、まあ目標が、例えばサッカー選手になりたいとで、サッカー選手でもじゃあ世界一になりたいと。そうなった時にサッカーのレベルが上がる環境に身を置くことがいわゆるベストなわけですよね。当たり前のこと言ってますよねそれをその当たり前のことをやるだけです。

目標が決まる夢を持てばそのために必要なことっていうのは皆さん分かってるんです。分かってるけど成果が出せない人とか夢を叶えられない人の多くはその環境にこだわっていないからです。環境がこだわらない状況でめちゃくちゃ頑張ってるんです。ありません?だから環境のこだわりが甘いんです。その状態はもっと伸びる場所をもっとその才能が活かされる場所があるはずなんです。夢に近づくスピードをもっと加速させる場所があるはずです。これまでは生まれた場所、親選べなかったですよね。だいたい規定路線ですよここまでは。日本に生まれて近畿大学出る、まあ既定路線です。ここからはさっきも卒業生の方バイトしてたって自分で貯金すればそのお金を何に使うかは使うかも自分で決めたらいいんですよね。親にお伺い立てる必要はない。ねバックパッカーで海外出るのもよし、目標が決まれば夢を叶えるプロセスでは一番大事になってくると僕が信じてるのはこの環境なんですよ。誰と会う。毎日何を見る。五感が最高の習慣を作ってくれるはずだから。サッカーで言うとレベルの高いいい環境で毎日練習する。激しい練習をすることが世界一やそのJリーガーになるプロサッカー選手になることの一番の近道。全くその環境下でない場所で、自分なりにどんだけ一生懸命練習しているつもりでも全国大会に行ったら全く違う化け物みたいな奴がいっぱいいたなんてことが皆さんの経験にもあると思います。まさにそれが僕が言ってるこの環境にこだわってます一方で環境を身につけたらいい習慣ができたら周りからすごいですよねすごいですねそれどうやってるんですかって言われても、えっ当たり前のことなんやけどということがよくあります。その人にとってはもう環境がその感覚が当たり前なんだ。ブラジルで生まれてサッカー上手くてブラジル代表になって。このパターンはそれです。彼らが当たり前のことなんでその競争かが皆さんはこう。ここから自分で選ぶという前者の方は選べなかった。すでにもう因果環境にいる人はその目標と結びついてる人はラッキーです。でもそうじゃない人が多くいると思います。なので2つ目は、環境にこだわってほしい。そこまで行けばまあもうそれなりに、いい線まで行ってるんじゃないかなと思います。ただやっぱりそうは言っても毎日生きてるといろんなことあるじゃないですか。

夢とは関係ないいわゆる障壁。邪魔者も入るし、思いがけないところでこう壁にぶつかりますよね。辛い思いもするし悩むしどうしようと。あれ俺、目標何やったっけなやったっけ思うような何で俺こんな頑張ってんのやろうとこんなうまくいかへんともういっそやめてしまったら楽になるんちゃうかとありますよね。全員多分思うはずです

ただそうやって思いっきり追い込まれた時にめちゃくちゃプレッシャーがかかってめっちゃ追い込まれた時に自分自身に言い聞かせてる言葉を最後に送らせていただければなと思います。

いつかは死ぬ

生きたいように生きろと。

この言葉が僕がどんなに追い込まれてもまあなんとかなるやろうと楽観的にポジティブに今日この日までなんとか楽しく生きてるすごく大事な考え方だと思っています。皆さんも夢がない人ある人やり方がわからない人は環境にこだわって、それでも夢が叶うとは限らないですよね。その時にめちゃめちゃ悔しい思い、挫折すること今後たくさんあると思うんですけど。

どうせ死にます人は

この真理だけはまだ人類多分何百年後も到達できないんじゃないかと。

どうせ死ぬんで、やりたいようにやってください。

悩んだ時にはこの言葉にいったん戻ってもらえると、しょうもない悩みが吹き飛びます。毎日世界で死んでる人がいます。思いがけないということでしばきます。僕も飛行機ばっか乗ってるんでもう揺れるたびにちょっとビビってます。でももう仕方ないですよねっていう気持ちで、物事考えるようにできるようになれば、皆さんが今後大きな夢に向かって歩んで、悩む時におそらく少しはこの言葉が助けになるんではないかなと思っています。

はい、今日どれぐらいスピーチの時間いただけるんですかって言われたらまあ15分で言われたので、15分?って言ったんですけど、どういう意味やねんと思うんですけど僕は、話が割と長いんで早めに終わらせなあかんなということで僕なりに今日はまとめてみました。また皆さんとどこかでお会いできる日を楽しみにしてますし、もし会うことがあれば声かけてもらえればなと思ってます。

少しでも皆さんの人生に役に立てれば僕は嬉しかったです。はい今日はありがとうございました。

(採録 おわり)

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この記事を書いた人

大前 毅のアバター 大前 毅 国家資格キャリアコンサルタント
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